第10回   今月は「腰痛」です

1. 腰痛はどうしておきるの?

 腰痛は、人類が二足歩行になって以来の宿命的な病とされ、多くの方がその痛みに悩まされています。体を支える背骨は17個の骨が関節によってつながった構造にあり、それぞれの関節は、関節包という膜に覆われ、その中は組織液に満たされて、体の動きに合わせて潤滑に動く仕組みになっています。
さらに、背骨を支えるために、いくつかの太い筋肉が背骨に平行に走っています。


2. 腰痛の種類

 腰痛には、大きく二種類あります。椎間関節腰痛と、筋筋膜腰痛です。
それぞれの腰痛には、背骨に急激な力が加わったために、激しい炎症と痛みが生じる急性症状と、持続性の炎症痛みがある慢性症状があります。いわゆる、ぎっくり腰は、おもに、筋筋膜腰痛の急性症状をさします。

 椎間関節腰痛とは、老化や激しい動き、長期の偏った姿勢、冷えなどの原因により、関節に磨耗・断裂・硬直などが生じ、その結果、炎症や痛みが発生した病態です。
椎間関節腰痛の多くは、腰椎の4番と5番の間の関節に生じ、背骨と骨盤の付け根のあたりが痛くなります。

 筋筋膜腰痛とは、背骨に沿った筋肉に、急激な力が加わったために、断裂・炎症を生じた病態です。筋筋膜腰痛は、おもに、左右どちらかの片側、ベルトの位置よりも上側の背骨の脇のあたりに痛みが生じま
す。


3. 鍼灸は、腰痛に効果あり!

 治鍼灸治療は、腰痛に大変効果があります。それは、腰痛が生じている組織の血流を良くすることで、炎症や痛みの物質を取り除くからです。さらに、老化によるホルモンバランスの乱れ、血液循環不全の冷え・内臓疾患による血糖などの代謝異常・自律神経のバランスの乱れによる、毛細血管の収縮など、腰痛が生じる根本的な原因を、鍼灸治療により改善することが出来ます。
腰痛に対して、対処的に治療するだけでなく、腰痛にならないからだを作ります。